4/16

内臓。内臓で昔、人は物事を感じていたらしい。感情を他人と同期させていたらしい。心というものがなかった時代。心という言葉が。まさにこのふたつのことがタイトルとなっている本があって、それはとても自分が好きな本なのだけれども、この内臓についての話はその本に載っていたわけではなく、今日本棚を整理した際に売ろうかと思った本の中の一冊の一節で、ちょっと読んで、また売るのをやめた。そのうち売るのかもしれないけど、もうちょっとパラパラめくってからにする。この本の名前はあかさない、けれども自分の好きな本と先ほど述べた本の題名は、『内臓とこころ』です。三木成夫さん著。書いてある内容も正直すごいことばかりだと思ったのですが、なによりこの人の語り口がとても好きです。